前回にの続いて、今回は紹介したフレームワーク「AIDMA」を就活生向けに使った例を紹介します。
まず、各段階でのあるべき状態と自分を比較し、自分がどの段階にいるのかを確認します。現状の段階確認出来たら、次の段階に行くために何が必要かをアクションで把握しましょう。
【認知段階】
・Atention(注意) 何となく業界や有名な企業名は知っているという状態です。
アクション:
合同説明会や複数の企業が参加する就活イベント等に参加するのがお勧めです。
特に業界や職種を絞らず、とにかくどんな企業があるか見に行きましょう。
またその中で、関心のある企業を見つけてみましょう。
【感情段階】
・Interest(関心)何となく関心のある業界、企業、職種が見つかっている状態です。
アクション:
自分が関心を持った企業についてなぜ関心を持ったか理由を考えて自分の軸を見つけましょう。また、その軸を持つに至った経緯、背景を探ってみるとより説得力のある軸になると思います。
・Desire(欲求)企業を選ぶうえでの軸(自己分析)ができ、その軸とマッチしそうな企業が見えてきている状態です。
アクション:
自身の持つ軸と、これまで集めてきた企業情報を照らし合わせ、軸にマッチしている企業を探しましょう。
これまで、何となくお気に入りだった企業も、なぜお気に入りなのかを、軸の説明とともに具体的に言える状態になりましょう。
また、それがあなたの志望動機になります。
・Memory(記憶)関心のある企業の情報収集や考察ができて、自身の軸とのマッチング度が理解できている状態です。
アクション:
ここまで来たらあとは行動するのみです。マッチング度の高い会社から順にエントリーしていきましょう。
【行動段階】
・Action(行動)マッチング度の高い企業の選考段階に進んでおり、志望動機が言える。
アクション:
企業ごとに選考内容は異なります。そのため、選考内容に合わせた準備を行いましょう。
筆記試験や、面接の形式など選考の場で全力の自分を出せるよう準備し内定を勝ち取りましょう。
ここまで、就活用AIDMAフレームワークを紹介してきましたが、最後に注意点があります。
それは注意~行動まで一方通行で進んでしまうと様々な弊害があるということです。
具体的には、注意の時点で見つけきれなかった情報があった場合、情報不足の状態で選考に進んでしまう、実は自分とのマッチング度は高くなかったなどが挙げられます。
適宜前段階に戻って情報の収集、精査、考察などが必要です。
精査された情報は多ければ多いほど選択や考察をする際のいい材料になります。
そしてそれはきっと選考の時、役に立つと思います。
ちなみに私の場合、内定を頂いたときは就活用AIDMAを考慮して会社の選定や面接に望めていましたが、就活開始当初は行き当たりばったりの就活をしており、面接で落とされていました。
今考えると何故応募したんだろうと思う企業ばかり受けておりました。
ご縁やタイミングというのもありますが、しっかり準備してこそ、あるものです。