2017年2月27日月曜日

新人の「おとめちゃん」 必読です!!

はじめまして!
新人インターン生の「おとめちゃん」と申します!
早稲田大学1年生の、なんと18歳です。(2月24日現在) オフィス内、唯一の10代です。
若さと体力を生かして頑張ります!

初回ということで、自己紹介と、それをもとに、私がコダワリのインターンを志望した要因の分析をお話しします。インターンに少しでも興味がある方、必読です。
まず簡単なプロフィールを説明します。
出身:青森県八戸市(ご存知だと幸いです笑)
趣味:バスケットボール(10年間ガチ練習)
特技:幹事(クラス会などたくさん開いてきました。)

一言で私を説明すると、「よく“いない”学級委員長」です。
私は、どんな授業でも先生の目を見て聞き、どんな作業も全力でこなす、真面目なタイプです。かつ積極的にまとめ役を買って出るタイプで、常に学級委員長をやってきました。そのため先生受けもよかったです笑。ここまでは、先生に従順そうな、よく“いる”委員長です。しかし、私はよく“いない”タイプの委員長です。
私は、先生の言うことを鵜呑みにはしません。私の中学校は恋愛禁止でした。先生が男女交際を厳しく取り締まっていて、ばれて泣く泣く別れるカップルもしばしばいるほどです。先生に取締りの目的を聞くと、「男女交際で成績を落とす生徒を出さないためにやっている」と返ってきます。他の学級委員長が先生に従い取締りに加担する中、私は積極的に恋人を作ろうとしました。なぜなら、成績の降下を防ぐ目的と恋愛禁止という手段の間に、合理性をどうやっても見いだせなかったからです。こんなよくわからないルールに青春を奪われたくなかったからです。このように私は、先生・権力者を批判する視点を持ち、そして間違いがあれば、先生が相手でも行動します。つまり、「よく“いない”学級委員長」です。(このエピソードに関しては、正直恋人がほしかっただけです笑)


ここまでの自己紹介をもとにして考えられる、「なにが私をコンサルのインターンに参加させたのか」を3つのポイントにまとめました。
1. 真面目だから
◆頑張る癖がついている
→「スケジュールに余裕がある一年生のうちになにか頑張ろう!」
◆勉強することに意欲的
→「大学の勉強は専門的すぎるなぁ、、、学部と全く関係ないことを勉強しよう!」

2. 青森の田舎出身だから
◆東京でしかできないことに手を出す
→「インターン?地元になかったしやろう!」
◆東京でのキャリア知識が薄い(インターンの一般的な開始時期を知らない)
→「なんでも早めにやるのが一番!」

3. 団体のまとめ役をたくさんやってきたから
◆コンサルという職業に興味を持つ
→「プロジェクトや会社のトップへの助言か、、、経験を活かせそう!」

以上がコダワリでのインターンを志望した要因です。真面目、1年生という早い時期に応募したことは、採用の理由にもなったと思います。ところで、この分析では、私が働く上でコダワリでなければならない理由を見つけられないという指摘が生まれます。正直に言うと、当時の私は他のコンサル会社のインターンをあまり調べていませんでした。リサーチ不足の理由は、コダワリのインターン募集を見て一目ぼれしてしまったからです。社長インタビューやインターンブログで、社風やインターン生の仕事を見て、ここで働けば成長できると確信しました。
(参照: https://careerbaito.com/column/pr/codawari
現在、週5で出勤させていただいています。業界知識からビジネススキルまでたくさんのことを学び、またたくさんの貴重な経験をしています。新たな発見の毎日でとても楽しいです。実際にインターンが始まって、自分の大きな成長への期待がさらに高まっています。

今回のブログでの分析やインターンでの経験を通して、やりたいと思ったら素早く積極的に動くことの大切さを身にしみて感じました。勢いでやってみると、予想以上に世界が広がる経験ができるかもしれません。また早めに動くと失敗した時の選択肢を増やせます。
ここまで読んでくださり、もしインターンに興味がある・わいた方がいたらぜひ積極的に動いてほしいです。ただし、リサーチはしっかり行わないと、ブラック企業にも当たりかねないのでご注意ください。私はラッキーでした

最後に、「おとめちゃん」という女子大生が書いたと思って、この長文を読み切ったみなさんに告白します。私の下の名前は、「おと」です。大谷内社長は、私のことをなぜか「おとめちゃん」と呼びます。初めて呼ばれたときは耳をうたがいました。おれおとこなのに。

今後もまじめに若さと体力で頑張っていきます。
よろしくお願いします!


早稲田大学1年生 おとめちゃん

2017年2月20日月曜日

大学生も知っておいた方がよい用語:EBITDA→エビトダ?

久しぶりの登場の大森です。
就活も忙しくなってきますが、ブログの更新もガンガンやっていこうと思います。

今回は、私が企業の分析をしていた時に出てきた謎の言葉「EBITDA」についてです。
初めて見たとき私は「エビトダ」と呼んでおり、恥をかいたことを覚えています。そんな謎の言葉「EBITDA」を解き明かしたいと思います。

・「EBITDA」とは?
まず、読み方は「いーびっとでぃーえー」と呼びます。
このEBITDAは簡単に説明すると、企業の利益を表す一つの方法だとまとめることができます。

具体的には、
EBITDA=当期純利益+税金+支払利息+減価償却費
となります。

なにやら複雑でよくわからない人も多いと思います。
通常、簿記で習うのは、純利益や営業利益といった用語で、EBITDAには馴染が無いはずです。大手の企業分析をしている中で、EBITDAという数字を敢えて掲げている企業があったので、わざわざそう表記しているのには理由があるはずです。


EBITDAのメリット
① 海外企業との比較が容易にでき、海外投資家の目に留まる
EBITDAを構成する要素である税金、支払利息、減価償却費は、国の水準や税制等によって大きく変わってきます。それらの要素を純利益に足してあげることで、国や地域による不平等な部分を解消し、平等な指標で比較することが可能になります。それゆえ、多国籍企業の業績を評価する際、EBITDAを用いることで平等に評価することができます。


② 本業での利益の成長度を正確に測れる
損益計算書における営業外損益が小さい場合、純利益に税金と支払利息を足すと、営業利益になります。

すなわち、
EBITDA=営業利益+減価償却費
と表すことができるようになります。

営業利益は、企業における本業での利益を表しますが、実際には現金の支出を伴わない減価償却が差し引かれた後の利益です。その減価償却費を営業利益にたしてやることによって、設備投資などによる一過性の要因を取り除き、ブレのない本業での利益を見ることができます。税金対策として減価償却対象となる投資をすることも多くあるので、このような場合にもEBITDAにて「純粋な成長度」を掌握できることが出来ます。
設備投資などの減価償却費が大きい製造業などはEBITDAを利用することで、利益を大きく見せ投資家にアピールすることや、正確な本業の成長度を測ることができるため、EBITDAを利用することが多いです。

さて、EBITDAについて見てきましたが、あまり会計のことを知らない人にとっては、EBITDAなんて今後一切使わないだろうと感じると思います。それではこのブログを書いた意味がないので、とりあえず、最低限「いーびっとでぃーえー」と読むということだけ覚えておいていただけたら幸いです。



慶應大学3年 大森

2017年2月13日月曜日

面接のコツ v3【代表者執筆】 自分よがりになってませんか?

面接あるあるシリーズです。

新卒やインターンではありがちで、流石にそれを自ら認識するのは難しいですが(勉強じゃなくて本当に仕事が出来るタイプは働く前から理解していますが)、これが出来ると一定以上の差別化にはなります。

それは面接を全体を通して「自分のスキル向上や、やりたい」といった”自分・自分”になっていないかです。

このタイプは自明で、入社して思ったよりスキルが向上しないと辞めたいとか、やっぱりイメージしていたのと違うといって辞めると面接官は判断します。
自分のスキル向上に言及するのは悪いことではありません。ただ、周りが見えず自分が良ければ良いというキャラクターと思わせてしまうと、当然組織なので、例え入社しても”浮いてしまう”、”パフォーマンスが発揮できない(それを他責にする)”といった行動に走るタイプだなと面接官は判断します。

如何に会話のバランスを保つか意識してみましょう。併せて言うと、この二つの項目は根拠が明確ではないと大事を言いたがっているただの勘違い野郎に他ならず…

自分のアピールがどうなっているか、今一度客観的に判断してみましょう。

代表取締役社長 大谷内

2017年2月7日火曜日

既存株主のご退場(追い出し)に関して

1年半ぶり2度目の登場、インターンの山本です。
前回(http://intern.codawari.co.jp/2015/06/20150531.html)はイベントのご紹介でしたが、本稿では少し真面目に、「スクイーズ・アウト(Squeeze Out)」という手法について述べたいと思います。

事の経緯は、社長より「少数株主を追い出す方法があるらしいので、それに関して分かり易く教えて」という無茶振りがありました。別にも手法があるのですが、今回は「スクイーズ・アウト」にフォーカスを当てました。


そもそも、「スクイーズ・アウト」とは何か。
直訳すると「締め出す」という意味ですが、ビジネスの文脈においては下記のような意味になります。
スクイーズ・アウトとは、「支配株主が少数株主にその保有する株式の売り渡しを請求できる権利を認める制度」のことです。
(参考:http://ma.mgrp.jp/dictionary/131


より噛み砕いて言えば、少数株主の株式を強制的に買い取って(少数株主を締め出して)特定の株主のみを会社の株主とすることを指します。
以下では、何のために行うのか、実務上ではどのように行うのか、どのようなリスクがあるのかについて記述したいと思います。

「スクイーズ・アウト」は何のために行うのか
上述の通り、スクイーズ・アウトによって、分散した株式を集約させたり、少数株主から株式を取得したりすることが可能になるのですが、その必要性が生じるケースとして下記のようなものが考えられます。
・事業継承、M&Aにより会社の100%支配権を移転したい。
・支配権を強化して会社の意思決定を迅速化したい。
・安定的経営の支障となる対立的な株主を排除したい。
・連結納税、グループ法人課税などのタックスメリットを享受したい。など
このような目的のためにスクイーズ・アウトが実行されるようです。

「スクイーズ・アウト」はどのように行うのか
スクイーズ・アウトの手法について述べる前に、分散株式を集約したり、少数株主から株式を取得したりする方法全般について確認したいと思います。
その方法は大きく2つあり、一つは任意の買い取り、もう一つがスクイーズ・アウトとなります。上述の通り、スクイーズ・アウトは、少数株主から強制的に(個別の承認を得ることなく)株式を取得する方法です。なので、実務上では一般的に、まずは任意買取りの交渉を行い、それでも買い取ることができない場合にスクイーズ・アウトを行うという手順を踏みます。
平成27年施行の会社法改正以後のスクイーズ・アウトの主な手法は下記の2つです。
一つは「特別支配株主の株式等売渡請求制度」、もう一つは、「株式併合スキーム」です。これらについての詳述は紙幅の都合上、割愛させていただきます。(気になった方は調べてみてください。少数株式の定義もこれら方式によって違うので注意が必要です。)

「スクイーズ・アウト」のリスク
「強制的に買い取る」と聞くと、何やら危険な臭いがしませんか。
上述の通り、法的に認められた手段ではありますが、リスクは存在します。
実行側の企業にとっての主なリスクの一つとして、少数株主が買い取り価格に不満を呈することが挙げられます。
少数株主は強制買い取り価格に不満があれば、裁判所に価格決定の申し立てをすることにより、株式の買い取り価格を判断してもらうことができます。
実際、株価に異議を唱えた少数株主と株価争いになり、裁判で価格決定することになった事例も存在します。


本調査の学び
私としては、今回の調査で再認識したことが二つあります。
一つは、目的達成のための手段(今回でいえばスクイーズ・アウト)やその背景にある法を十分に理解することが非常に重要であるということです。
もう一つは、とはいえ手段はあくまでも手段なので、それらのメリット・デメリットを十分に比較し、目的から視点を離さない姿勢が必要であるということです。
正直なところ、学生目線からいえば、会社法などの知識の習得はいかにも難しそうで回避したいと思いがちですが、目的達成のための手段と捉えることで、前向きに取り組んでいきたいと思いました。



慶應義塾大学4年(と名乗れるのもあとわずか) 山本隆弘