2018年2月19日月曜日

新規事業立案を始めて1ヶ月。ズタボロな状況の中、その教訓を就活生に捧げます。

こんにちは、既卒インターン生の片岡です。

私は現在コダワリインターンで教育事業部の新規事業立案を、1ヶ月くらいやっています。アイデアが湧かなかったり、作業効率が悪く中々前に進まなかったり、悔しい状況が続いており、日々クビになるのではないかとビクビクしています。
そこで、同じ轍は踏むまいと、今までの大きな失敗とそこから得た学びを考え、新規事業立案のポイントをまとめました。すると、就活にも使える要素が出てきたので、就活生に向けて共有したいと思います!

まずは、私がやってきた業務での失敗を棚卸し、気をつけるべきポイントをご紹介します。(もっとあるのですが、一部を列挙します。)


■タスクを振られた際に、そのタスクについてヒアリングをきちんと行わない

まず、新規事業の企画を依頼してきた上長にはきちんとヒアリングをすべきだということがわかりました。受け身で作業していた私には、下記のような弊害が起きてしまいました。

① 提案した案の方向性はすでに検討されており、過去にボツ認定されていた。
② 作成した調査データは既に作成済みで上長がすでにもっていた。
③ 上長が求めるアウトプットイメージ(簡単なまとめ)と私のアウトプットイメージ(詳細に調べて分析したもの)が乖離しており、無駄に時間をつかってしまう。


■ソリューションありきで考えてしまう

新規事業案を考えるフェーズで、私が陥ったのが、顧客やマーケットのニーズを重要視せず、ソリューションばかり考える、という状態です。

例えば、自社の強みを把握して、その強みを活かせるようなサービスを考える、という意識が強いと、下記のような弊害が生まれます。

① 強みは活きるが、そもそも稼げるほどマーケットがない
② 誰も使いたがらないものができる(強みを活かす≠顧客のニーズを満たす)
③ 「強みを活かす=今すぐできること」のニュアンスが強いので、面白いアイデアが出てこない(そもそもこのアイデア出しは顧客のニーズをきちんと把握しないまま行われる)


上記のように、無駄な作業に工数を割いてしまったり、相手のイメージからかけ離れたアウトプットになってしまったり、サービスを考え抜いてもゴミのような案になってしまうといった失敗をしてしまいます。

以上から気をつけるべきポイントをまとめると、
Ⅰ. 仕事の依頼主の考えをしっかり把握する
Ⅱ. ソリューションを考える前に、顧客のニーズを把握する
という2点になります。


次にこの2点を就活に当てはめてみます。

Ⅰ. 仕事の依頼主の考えをしっかり把握する(依頼主=企業)

就活全般に活きるかと思いますが、特にグループワーク(以下、GW)の時に活きます。
GWにも企業側の思惑はあって、こんな感じのアウトプットがいいなあ、というのがあります。直接、社員にヒアリングし完璧に把握することは無理ですが、選択肢を狭めるような質問はできるはずです。その上で、できる限り依頼主の意向を明確にし、アウトプットを作っていきます。

例えば、同じ企画系のGWでも、広告系は枝葉の情報の論理性よりも、面白さなどが重要視されるかもしれませんが、コンサルなどは面白さよりも論理性が重要視されるかもしれません。答えは聞けませんが、随時方向性を確かめながら行っていければ、大きなズレはなくなります。


Ⅱ. ソリューションよりも顧客のニーズを重要視する(顧客=企業)

直接的ではありませんが、顧客のニーズ=企業が求める人材像と定義して考えると、面接時に活きてきます。
ダメな面接例として、案外ありがちなのが、自分の経験やスキルばかりを一方的に話してしまう、まさに、ソリューションありきの話し方をしてしまうことです。企業側にはこんな特徴を持っている人が欲しいという人物像、ニーズがあります。
このニーズに当てはまらない自分の経験やスキルをアピールしてもプラス評価には繋がらず、むしろマイナスの評価を受けてしまうこともあるかと思います。

例えば、主体的に動くことが求められるベンチャー企業の面接で、「依頼された作業はもくもくと最後までやりきります」とアピールしてもプラスの評価が得られるかは疑問です。それよりかは、主体的に行動して結果を出したエピソードの方が響くと思います。



長くなってしまいましたが、これから就活をしていく学生の参考になれば幸いです。

「で、良い企画はできたの?」という突っ込みは受け付けません。これから出します。




インターン片岡