2017年11月28日火曜日

コンサルかぶれ大学生が分析しました「早稲田祭」

こんにちは、おとちゃんです。
先日、大学の文化祭である「早稲田祭」にサークルで参加しました。
私たちのサークルはお店を三店舗出店し、大成功を収めました。
(ケバブ・フランクフルト・タピオカを出店)

そこで今回はその成功要因について分析していきます。

まずざっと数字をあげます。
(2日間3店舗合計金額)
売上:約146万円
利益:約60万円

実はこの売上の6割・利益の7割を占めるのがケバブの店舗でした。
ということで、ケバブ店の成功要因をSWOT分析に基づいて考えてみます。

◇強み(Strength)
・人的リソースが豊富(800人ほどのサークルなのでスタッフ確保に困らない)
 また、人件費がかからない。そして、客のサクラを演出できる。
・店舗場所がメインストリート

◇弱み(Weakness)
・味が学生レベル
・ケバブ肉とケバブに使う野菜が高い
 → 強気の価格設定で攻めて原価率を下げる

◇機会(Opportunity)
・ケバブを出す他店が二店舗のみで、どちらも離れた場所にある
・手持ちできる主食を出す他店が少ない

◇脅威(Threat)
・大学付近の飲食店がケバブを出していてめちゃくちゃおいしい
 → 地の利で勝った
・材料が途中でなくなり生産がストップする
 → 豊富な人的リソースを活かし即座に材料を調達して対応
・雨などの悪天候による客不足と在庫リスク
 → 最悪、サークルメンバーやその友人に売り付け、在庫をさばく。

もともと競合の少ないブルーオーシャンであり、さらに脅威に対しても強みで十分な対応ができたため、攻めの姿勢で大きな売上を記録できました。
また、原価率を下げる強気な価格設定と(500円:250円)、人件費が0なことが、経費を大幅に減らし、大きな利益につながりました。


数字も出るし、サークルのメンバで協力することで仲も深まり、素晴らしい文化祭でした。
ちなみに利益の60万円のうち、約45万円が夜の打ち上げ代に消えていきました。

来年から、サークルの幹事長を任されることになり、来年の早稲田祭では、さらなる売上と利益の向上を目指したいと思います。
また、今回果たせなかった、女の子へのナンパも来年は、結果を出します!!


早稲田大学 二年生
戸賀沢雄永

2017年11月21日火曜日

RPAとこれから

インターン生の船越です。
今回は初投稿ながら、自己紹介ではなく話題のRPAについて書かせていただきます。

就活生のみなさんは「RPA」というワードを耳にする機会は多いのではないでしょうか。
この記事を読んで、みなさんが「RPAについてざっくり知っ」て、「就職活動の役に立て」ればいいなと思います。
とはいうものの、私自身無知な状態からですので一緒に学んでいきましょう。


■そもそもRPAとは?
RPAとはRobotic Process Automationの略で、ロボットによる業務の自動化を指します。その適用範囲がこれまで人間のみが可能だとされてきた領域まで広がり、注目を集めています。
具体的には、人間が行う端末上の作業の過程や手順を登録することによって、ブラウザ・クラウドなどを横断した作業が可能になります。この時に用いられるのが、AIや機械学習といった技術です。

RPAには段階が3つあり、企業がどの業務を自動化するのかによって導入すべきものが変わります。
段階1:定型作業(入力・情報取得等)の自動化
段階2:一部非定型作業(非構造化情報の読み取り等)の自動化
段階3:高度な自律化(意思決定、複雑な処理)

例えば段階1では、文字入力が基本となる伝票処理・顧客情報入力などが挙げられ、実際に定型作業の多い金融機関や人事・採用領域では導入が加速しています。
例外対応や自らが考えることを求められる作業には、段階2及び3の導入が適しています。チャットから報告書依頼を受け付け、そのための情報を収集・分析し、報告書を作成する等の業務代替まで可能になります。


■なぜ今なのか、なぜ必要なのか
RPA導入のメリットとして主に挙げられるものは、①代替作業に従事していた人件費の削減(また、RPA導入の初期投資額も少)②ロボットによる作業の正確性・継続性です。

急激な少子高齢化が進み、日本国内の労働人口の縮小が進み、海外労働力の高騰で海外への外部委託が難しくなったことで、人手不足への対応や人件費削減が、日本企業にとって急務になっています。
その解決策の一つとしてRPAの需要が高まっています。

人件費削減の一方で、新たなビジネスや海外事業を始める企業にとっては、これまで定型作業に従事していた優秀な人材をより付加価値の高い仕事に従事させることができる点で魅力的に映っています。

その他にもコンプライアンスや様々な面でメリットがあり、導入が進んでいます。


■ぼくらに関係あるの?
ここまで述べてきたことは就職活動とも無関係ではありません。

2017年には、就職ランキングにおいて、不動の人気を誇っているメガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)が「業務削減」「業務の効率化」を理由に人員の削減または配置転換計画を発表しました。
これらの報道の通り、全て実行されれば約20,000人規模の人の動きがあると考えられます。

このことから、指示を受けて働くという働き方はできなくなると思いませんか。
これまでの働き方は様々な技術の導入によって代替されていくのでしょう。

自分で考えて、何か価値のあることを生み出していく可能性がある人材が就職活動において求められるのではないでしょうか。
「何を考えるか」から考えて、行動し結果を出すという人材が必要になってきます。

その時に、残り少ない大学生活では何ができて、就職活動はどうしたらいいか。
そんなことも意識しながら就活したらより良い就職ができるのかもしれません。


船越

2017年11月8日水曜日

就活生の方々、企業研究を「やったつもり」になっていませんか?

初めまして。中央大学17年度卒業生の片岡と申します。
私は、10月から参加している新人インターン生です。

今年の3月に中央大学を卒業し、今年既卒の状態で18卒に混じり、
就職活動を行ったというちょっと特殊な経歴です。
現在は内定先の仕事と並行して、コダワリでインターン業務を行い、
日々経験を積んでいます。

今回、就活生は「企業研究」を「腹落ちする」まですべき、であるということを
書こうと思います。


■ 企業研究において、「腹落ちする」とはどういうことか
「対象企業に関する情報を客観的に考察し、何故そうなっているのかなどを納得した上で、自分の言葉で他者に説明ができるようになる」
上記が、企業研究において、「腹落ちする」ということです。

例えば、企業の強みがホームページに載っていたとします。
この情報を「そういうものなんだな」とただインプットするだけではいけません。

なぜ強みになっているのか、様々な情報元から客観的に考察し、
「成程、確かにこういった理由で強みになっているな」と納得することが重要です。

加えて、自分の言葉で他者に説明ができて初めて、
腹落ちするまで企業研究を行なったと言えます。


■ 腹落ちしていないことによる弊害
・企業理解が浅いので、自分と合っていない企業に入社してしまう
・面接で深く追求された時に返答できない
・ポジティブな情報を鵜呑みにし、将来性のない企業に入社してしまう
など、他にも様々な弊害があります。


■ 就活生の多くは、自分が腹落ちするまで企業研究ができていない
→「やったつもり」が多い
私は、先日、内定先の「企業研究」を行なったのですが、
大谷内社長から「行く会社なのに全然わかってねーじゃん」と鋭いツッコミをいただきました。ごもっともで、ぐうの音も出ません。

しかし、私は就活時に全く企業研究を行なっていなかった訳ではありません。
内定先企業の理念や事業内容、沿革など、しっかり調べていました。
ホームページをチェックしたり、企業や業界全体のニュースをチェックしたり、
社員の方々にお話しを聞きに行ったりもしていました。

ただ、これだけでは、まだ腹落ちしていなかったのです。
単に多くの情報を集めるだけで、何故そうなのか、自分が納得するまで考察せず、
表面的な情報をインプットして、企業研究を「やったつもり」になっていました。

就活生の多くは、私と同じレベルの企業研究で終わってしまっているのではないでしょうか。


■ 「私は腹落ちするまで企業研究ができている!」という方々への質問です。
では、就活生の方々にお聞きします。以下の質問に答えられますか?

<質問>
①志望企業の各事業の詳細
各事業ごとの売上や収益構造がわかりますか?
サービス・製品の特徴がその背景も含めてわかりますか?

②志望企業の事業ごとの競合企業
業界の立ち位置を把握せず、
この辺りが競合だろう、と根拠のない思い込みをしていませんか?

③志望企業の課題とその解決策
事業や会社全体の課題とその解決案が一つでも言えますか?

いかがでしたか?

他にも答えられなくてはいけない項目はたくさんありますが、
最低限、こういった質問に全て返答できないと、そもそもの情報収集量が少ない、もしくは、得た情報を元に、腹落ちするまで考察していないことが疑われます。私と同類です。
→「企業研究やったつもり病」です。


■ 自分が腹落ちするまで企業研究を行うには
他者に説明することを意識して情報収集と考察を行うと、
腹落ちするまで企業研究ができると思います。

各情報ごとに、何故そうなのか、といった説明ができなくてはいけない為、
自ずと、情報の量と質に加え、自分なりの考察が求められます。

自分だけでは客観性に限界があると思いますので、実際に、
友人など、身近な方々にプレゼンをしてみてください。


■ 最後に
私は昨年の就活時、企業研究をきちんと行わず、
自分の中の条件と合わない企業ばかり受けていた為、結果的に内定先をお断りして就職浪人をしました。

「自分が腹落ちするまで企業研究を行う力」というのは、
心から行きたいと思える企業を自力で見つけ出し、内定をゲットする為に必須のスキルです。
是非、身につけ、実行していき、より良い結果に繋げてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

片岡


p.s 
ちなみに、内定先を企業分析した後、
事業運営全般への私の評価は70点でした。(100点満点)

各事業でうまくシナジー効果を発揮し、サービスの質を向上させており、
その結果、大きな強みを生み出していることが主な加点ポイントです。

一方で、人材ビジネスの側面が強く、人材確保が難しくなった時に全事業の運営が困難になってしまう構造が主な減点ポイントでした。

これら全体を総評し、70点としています。