2017年11月21日火曜日

RPAとこれから

インターン生の船越です。
今回は初投稿ながら、自己紹介ではなく話題のRPAについて書かせていただきます。

就活生のみなさんは「RPA」というワードを耳にする機会は多いのではないでしょうか。
この記事を読んで、みなさんが「RPAについてざっくり知っ」て、「就職活動の役に立て」ればいいなと思います。
とはいうものの、私自身無知な状態からですので一緒に学んでいきましょう。


■そもそもRPAとは?
RPAとはRobotic Process Automationの略で、ロボットによる業務の自動化を指します。その適用範囲がこれまで人間のみが可能だとされてきた領域まで広がり、注目を集めています。
具体的には、人間が行う端末上の作業の過程や手順を登録することによって、ブラウザ・クラウドなどを横断した作業が可能になります。この時に用いられるのが、AIや機械学習といった技術です。

RPAには段階が3つあり、企業がどの業務を自動化するのかによって導入すべきものが変わります。
段階1:定型作業(入力・情報取得等)の自動化
段階2:一部非定型作業(非構造化情報の読み取り等)の自動化
段階3:高度な自律化(意思決定、複雑な処理)

例えば段階1では、文字入力が基本となる伝票処理・顧客情報入力などが挙げられ、実際に定型作業の多い金融機関や人事・採用領域では導入が加速しています。
例外対応や自らが考えることを求められる作業には、段階2及び3の導入が適しています。チャットから報告書依頼を受け付け、そのための情報を収集・分析し、報告書を作成する等の業務代替まで可能になります。


■なぜ今なのか、なぜ必要なのか
RPA導入のメリットとして主に挙げられるものは、①代替作業に従事していた人件費の削減(また、RPA導入の初期投資額も少)②ロボットによる作業の正確性・継続性です。

急激な少子高齢化が進み、日本国内の労働人口の縮小が進み、海外労働力の高騰で海外への外部委託が難しくなったことで、人手不足への対応や人件費削減が、日本企業にとって急務になっています。
その解決策の一つとしてRPAの需要が高まっています。

人件費削減の一方で、新たなビジネスや海外事業を始める企業にとっては、これまで定型作業に従事していた優秀な人材をより付加価値の高い仕事に従事させることができる点で魅力的に映っています。

その他にもコンプライアンスや様々な面でメリットがあり、導入が進んでいます。


■ぼくらに関係あるの?
ここまで述べてきたことは就職活動とも無関係ではありません。

2017年には、就職ランキングにおいて、不動の人気を誇っているメガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)が「業務削減」「業務の効率化」を理由に人員の削減または配置転換計画を発表しました。
これらの報道の通り、全て実行されれば約20,000人規模の人の動きがあると考えられます。

このことから、指示を受けて働くという働き方はできなくなると思いませんか。
これまでの働き方は様々な技術の導入によって代替されていくのでしょう。

自分で考えて、何か価値のあることを生み出していく可能性がある人材が就職活動において求められるのではないでしょうか。
「何を考えるか」から考えて、行動し結果を出すという人材が必要になってきます。

その時に、残り少ない大学生活では何ができて、就職活動はどうしたらいいか。
そんなことも意識しながら就活したらより良い就職ができるのかもしれません。


船越