初めまして。中央大学17年度卒業生の片岡と申します。
私は、10月から参加している新人インターン生です。
今年の3月に中央大学を卒業し、今年既卒の状態で18卒に混じり、
就職活動を行ったというちょっと特殊な経歴です。
現在は内定先の仕事と並行して、コダワリでインターン業務を行い、
日々経験を積んでいます。
今回、就活生は「企業研究」を「腹落ちする」まですべき、であるということを
書こうと思います。
■ 企業研究において、「腹落ちする」とはどういうことか
「対象企業に関する情報を客観的に考察し、何故そうなっているのかなどを納得した上で、自分の言葉で他者に説明ができるようになる」
上記が、企業研究において、「腹落ちする」ということです。
例えば、企業の強みがホームページに載っていたとします。
この情報を「そういうものなんだな」とただインプットするだけではいけません。
なぜ強みになっているのか、様々な情報元から客観的に考察し、
「成程、確かにこういった理由で強みになっているな」と納得することが重要です。
加えて、自分の言葉で他者に説明ができて初めて、
腹落ちするまで企業研究を行なったと言えます。
■ 腹落ちしていないことによる弊害
・企業理解が浅いので、自分と合っていない企業に入社してしまう
・面接で深く追求された時に返答できない
・ポジティブな情報を鵜呑みにし、将来性のない企業に入社してしまう
など、他にも様々な弊害があります。
■ 就活生の多くは、自分が腹落ちするまで企業研究ができていない
→「やったつもり」が多い
私は、先日、内定先の「企業研究」を行なったのですが、
大谷内社長から「行く会社なのに全然わかってねーじゃん」と鋭いツッコミをいただきました。ごもっともで、ぐうの音も出ません。
しかし、私は就活時に全く企業研究を行なっていなかった訳ではありません。
内定先企業の理念や事業内容、沿革など、しっかり調べていました。
ホームページをチェックしたり、企業や業界全体のニュースをチェックしたり、
社員の方々にお話しを聞きに行ったりもしていました。
ただ、これだけでは、まだ腹落ちしていなかったのです。
単に多くの情報を集めるだけで、何故そうなのか、自分が納得するまで考察せず、
表面的な情報をインプットして、企業研究を「やったつもり」になっていました。
就活生の多くは、私と同じレベルの企業研究で終わってしまっているのではないでしょうか。
■ 「私は腹落ちするまで企業研究ができている!」という方々への質問です。
では、就活生の方々にお聞きします。以下の質問に答えられますか?
<質問>
①志望企業の各事業の詳細
各事業ごとの売上や収益構造がわかりますか?
サービス・製品の特徴がその背景も含めてわかりますか?
②志望企業の事業ごとの競合企業
業界の立ち位置を把握せず、
この辺りが競合だろう、と根拠のない思い込みをしていませんか?
③志望企業の課題とその解決策
事業や会社全体の課題とその解決案が一つでも言えますか?
いかがでしたか?
他にも答えられなくてはいけない項目はたくさんありますが、
最低限、こういった質問に全て返答できないと、そもそもの情報収集量が少ない、もしくは、得た情報を元に、腹落ちするまで考察していないことが疑われます。私と同類です。
→「企業研究やったつもり病」です。
■ 自分が腹落ちするまで企業研究を行うには
他者に説明することを意識して情報収集と考察を行うと、
腹落ちするまで企業研究ができると思います。
各情報ごとに、何故そうなのか、といった説明ができなくてはいけない為、
自ずと、情報の量と質に加え、自分なりの考察が求められます。
自分だけでは客観性に限界があると思いますので、実際に、
友人など、身近な方々にプレゼンをしてみてください。
■ 最後に
私は昨年の就活時、企業研究をきちんと行わず、
自分の中の条件と合わない企業ばかり受けていた為、結果的に内定先をお断りして就職浪人をしました。
「自分が腹落ちするまで企業研究を行う力」というのは、
心から行きたいと思える企業を自力で見つけ出し、内定をゲットする為に必須のスキルです。
是非、身につけ、実行していき、より良い結果に繋げてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
片岡
p.s
ちなみに、内定先を企業分析した後、
事業運営全般への私の評価は70点でした。(100点満点)
各事業でうまくシナジー効果を発揮し、サービスの質を向上させており、
その結果、大きな強みを生み出していることが主な加点ポイントです。
一方で、人材ビジネスの側面が強く、人材確保が難しくなった時に全事業の運営が困難になってしまう構造が主な減点ポイントでした。
これら全体を総評し、70点としています。