2015年4月9日木曜日

コンサルティングって何? vol.2

代表の大谷内です。

前回の堀口君のブログで触れられなかった詳細なコンサルタントの業務内容について触れていきたいと思います。どのようなケースでコンサルタントが力を発揮できるか大学生にもわかるように説明していきたいと思います。

■ 業務コンサルのケース

M&Aにおいて、A社とB社が合併することとなります。
その際、経理部門はA社とB社で2つになってしまいますので、これは基本的には統合する必要性が出てきます。
単に「くっつければいいのでは?」と思うかもしれませんが、そこには多くの課題が存在します。例えば、以下の通りです。
・組織文化の違い、考え方の違い(ヒトの部分)
・やり方の違い(モノの部分)
・管理部門におけるいわゆるコストの考え方(スタンス)の違い(カネの部分)

生生しい話として、A社とB社双方に総務部長が居るわけで、最初歩み寄るものの、関係性が崩れてしまい「あいつとは話したくない」というケースも多々あります。

コンサルタントは、こういった課題を多々理解・経験し、課題の未然の防止、課題発生時にはどのようなアクションを取るか、成功するための最適な計画を立てて、遂行を支援します。

コンサルタントは外部が故に言いやすいこともあり、そういった立ち位置も有効に働きます。


■ システムコンサルのケース

業務コンサルと同様のケースで説明したほうが良いので、それを例に説明します。
A社にも勘定システムがあり、B社にも勘定システムがあります。
システムを二つ持ったまま合算できるようにするのか、完全に一つに統合してしまうのか、業務的な都合も背景に、その方針を策定します。

システムは特にすぐに作れるものではないので、現行をいつまで使い、いつから新システムにするか等の検討も必要です。お客さんのみならず、システム業者とも多々調整する必要があり、他の部門システムとの連携もあるのでそこら辺の話も整理します。
登場人物が多く、調整項目や配慮すべきならない点が多いのが特徴です。

ITコンサルタントは、こういった関係者が多い複雑な状況を整理し、最適な計画を立てて関係各署とのコミュニケーションを円滑に行い、成功するためのご支援をします。



最後に、ひとえにコンサルタントと言っても、色々な領域があるわけです。
戦略コンサルタントや経営コンサルタントや人事コンサル等は割愛しましたが、イメージわきましたか?

代表取締役社長 大谷内 隆輔