2015年7月6日月曜日

簿記ではやらない予算シミュレーションの苦悩 v1(全2回)

お久しぶりです。4月来の投稿となります、ブラック溝口です。
この間、宮崎さんの投稿数は、なんと4件! ドキュメンテーションの実践を兼ねている当ブログも、課題があるメンバに優先的に振られているようです。

さて、ご存知の通り、コダワリでは、コンサルティング事業のほかに、教育事業を行っています。その事業拡大(拠点の増設)に伴い、予算シミュレーションを行いました。
予算シミュレーションとは、事業を始める、拡大するにあたって、その事業が儲かるかどうかを事前に検討することです。ざっくり言うと、「たぶん売上がこのくらいで、それにかかる人件費と経費はこのくらいなので、最終的に利益はこれだけ出るよね」というのを見積って、事業をする上での判断材料にします。

具体的な作業として、大きく以下3つの項目を纏めていきました。
・ 売上…生徒数、1人あたりの平均受講料の推定・計算など
・ 人件費…アルバイトの人数、アルバイト代の推定・計算など
・ 経費…各項目(交通費、広告費など)の定義調べ、推定・計算など


以下、その感想を書いていきたいところですが、2月のことなので正直あまり覚えてないです(笑)

ただ、初めて行うことだったので全体像がまったく把握できず、「今やっているこの作業は何のためにやってるんだ?」ということを常に感じながら作業しており、イマイチやる気が上がらない状態が続いていたことは憶えています。さらに、作業が長引くことによる飽きも重なり、さらなるモチベーションの低下を招き…という悪循環の連続でした。


そんなやる気が上がらない中でも、自分をなんとか奮い立たせ、予算シミュレーションを一歩一歩着実に完成に近づけていきました。完成までに費やした期間はほぼ2ヶ月。そして、最後の項目に苦戦しながらも、なんとかエクセルに入力し終わり、エクセル画面に表示された「純利益」欄の数字は・・・


△ 5,529,493


赤 字 か よ !!!

と、予算シミュレーションは厳しい現実を突き付けてきました。しかし、自分のシミュレーションが本格的に予算計画書となって、それが新しい事業のスタートに貢献できれば、とても嬉しいことだと思います。また、最後に利益が出るか出ないかがわかる瞬間が一番興奮したので、あの瞬間を楽しむために、それまでの地道な作業があるのだなとも思いました。同時にちょっと売り上げを上げるための施策を考えてエクセルに反映したり、これはいらないだろうという経費を削減していけば益々黒字に近づいていくわけです。何か経営の一歩目に過ぎませんが、そんな楽しさをわずかながら実感できたような気がします。
科目に苦戦した話は、次回のブログにて。

P.S.  1年目は赤字でしたが、2・3年目で回収できる見込みでした。やはり、1年目では設備費の影響が大きいようです。


明治大学3年生 溝口