2015年7月20日月曜日

中国人観光客を対象としたビジネス検討!?


こんにちは、丹羽です。
前回、「ビジネス検討します!」と、活きの良いことを言っておりましたが、現実はそう甘くなく、大変苦戦しておりました()


自分なりに一生懸命考え、ビジネス案を何度も練り直しておりました・・・最終的に、少しでも納得して頂けるような案は提案できませんでしたが、このタスクの中で多くの気づきもありましので、今回のブログでは2つのビジネス案と、その反省点・気づきを書きます。

・検討するうえでの制約事項
中央通り路面店形式で、場所は銀座、対象はツアー中国人

・ビジネス案1
中国人観光客と在日で中国語を話せる人とをネット上でマッチングさせるビジネス。
ⅰ)中国人観光客のニーズ
中国人観光客はツアーで訪れる観光客が圧倒的に多い(約8割)。しかし、今後長期的にみれば個人で(ツアーを介さずに)訪れる人が増え、訪れる場所も多様化していくだろう。一方で情報過多の現代なので、逆に行く場所が選びづらいという欠点がある。よって、正しい情報、もっと言うならば現地に詳しい人の情報を入手したいというニーズがあるのではないか。
ⅱ)在日で中国語を話せる人のニーズ
自分の地域を紹介したいというニーズがあるのではないか。そして、在日中国人は在日外国人の中で最も割合が大きく、今後も人数は増加傾向と見られている。
ⅰ)、ⅱ)両者のニーズをマッチングさせるプラットフォームを作ります。
そこで両者が繋がり、在日で中国語を話せる人が中国人観光客のニーズをヒアリングし、旅行のプランニングを行ったり、実際にガイドを行ったりし、その対価としてお金をもらうという仕組みです。

・ビジネス案2
銀座で着物、侍、メイド、アニメのキャラクターなどのコスプレをした写真撮影をするという、日本特有の文化体験を提供するビジネスです。最初はモノを売るという観点で考えていたのですが、中国人の生活をイメージできず、良いアイデアが思いつきませんでした。そこでそもそも、人々がどういった基準で旅行の行き先を決定しているのだろうと考えたときに、その場でしか味わえない体験・経験ができるからこそそこを選ぶのだろうと結論づけました。最終的に経験・体験といった観点から、日本特有の文化体験を高級な街として世界的に有名な銀座で提供できたら良いのではないかということで、このビジネス案がでてきました。

・結果
「そもそも制約を無視しているし、12共に一瞬で思いつくよね。それに優位性があって丹羽君の情熱は注がれるほどのもの?仮にあったとしてもお金を創出するのは難しくない?」と言われ、あっさり撃沈です。

・反省点
双方に共通する反省点として、中国人観光客に特化したビジネスでなかったというところです。ターゲティングの意識が弱く、ターゲットに特化したビジネス案を提案できなかったところが一番の反省点です。

・気づき
ターゲットについて詳しく知ることが重要だと感じました。今回は中国人観光客を対象としたビジネス検討ということで、中国人の生活や文化をもっと理解してから取り組むべきでした。中国人は何に困っているのか、また何をしたくて日本に来るのかといったことを調査・分析し、どんなソリューションを提案できるのかを検討できれば、より良いビジネス案を提案できたのかなと思います。

・最後に

私にとって事業検討は難しかったですが、それを楽しんでいる自分もいました。正解の無い中で、どれだけ納得してもらえる提案ができるのか?今回の反省を生かしつつ、今後も常にビジネスチャンスが何かないか考えながら、街を歩き、いつかきっと“これだ!”と思えるビジネスシーズを発見できたらと思います!

東京理科大学3年生 丹羽