2016年10月3日月曜日

知られざるクラウドファンディングと小口募集のお知らせ

はじめまして早稲田大学3年、なかりんです。
7月からインターンをしています。
文章を書くのも、人に何かを説明するのも苦手で、ブログから逃げ回っていました。
ついには後から来た渡邉(弟)にブログデビューを先に越される体たらく!早稲女(わせじょ)の威信にかけ慶應ボーイに遅れをとるのは我慢なりません(怒)

インターンを開始し、最初の関門の企業研究をひぃひぃ言いながら終えると、クラウドファンディングについて調査するタスクを無茶振りされました。
私自身、クラウドファンディングには、「新製品を皆の力で作る」といった明るい夢のあるイメージを持っていたので、喜んで調査をはじめました。しかし、実際に調査すると、どうやら思っていたのと違うようで…
今回は、そんなクラウドファンディングについて言及したいと思います。


◆ そもそもクラウドファンディングって?

インターネットを介し、不特定多数の個人から小口の資金を集める資金調達方法のことを指します。あくまで資金調達の一手段と考えてください。


① 目的もリターンも様々

ひとえにクラウドファンディングと言っても様々な種類があります。概要を例示します。
A) 購入型:リターンは開発した物品(⇔新製品開発のために資金を調達)
B) 投資型:リターンは株やファンドと同様に現金(⇔新サービス開発等のために資金を調達)
C) 寄付型:リターンは無し(⇔被災地支援など公共性の高いプロジェクトに利用)


② 「B)投資型」に属す「融資型(貸付型)」が88.7%のシェアを占めている

クラウドファンディングによって集められた資金は運営会社(クラウドファンディング会社)から中小企業に貸し出され、利息が出資者に分配されます。
つまりはファンドです。これをクラウドファンディングと呼ぶかは正直微妙ですが、定義上今回は入れております。
世の中お金ですね…汗


③ 何も得られず、出資金も返ってこない可能性がある

「A)購入型」には製品が完成せず、出資金が返金されないリスクがつきまといます。
結局、何らかの理由で開発が失敗し返金されなかったプロジェクトや、開発者が調達した資金を家賃などに使いこんだプロジェクトも存在します。(さすがに後者は返金を命じられたようです)法的にも、瑕疵担保責任や特定商取引法が適応されるようですが、そもそも額が小さいため、泣き寝入りと言うのが実際のようです。


夢がたくさん詰まっているように思っていたクラウドファンディングですが、現実は私の想像していたものとは大きく違ったようです…


最後に、私の将来性への小口の出資はいつでも受け付けております。
A)購入型だと私からお礼のお手紙が届きます、B)投資型だと出世払いでいつ返すか分かりません。早々にお嫁に行ったら返しません、C)寄付型だと私的には何もしなくていいので一番うれしいです。


早稲田大学3年生 なかりん